デザイナー、コピーライターに聞いた、のぼりのデザインを作る時のコツ!

デザイナー、コピーライターに聞いた、のぼりのデザインを作る時のコツ!

のぼりのデザインを作るコツは、あらかじめデザインのコンセプト考える事と、文字・配色・イラストの設置場所を守ることです。
この記事では集客・宣伝のためにのぼりを作る際に、デザインで失敗しないために抑えておくと良いポイントをご紹介します。

のぼりを作る時には、のぼりを見てほしい相手の状況と、のぼりを見たときにどんなことを知ってほしいかという事を、簡単に決めておくとデザインを作りやすいです。これは、のぼりのデザインのどこを工夫すべきか検討を付けやすくなるためです。
例えば、「新しくコーヒーショップをオープンした店舗に飾るのぼりの場合、落ち着いておいしいコーヒーが飲める店舗であるとのぼりをみて30代~50代の夫婦に知ってほしい」などコンセプトを設定します。

コンセプトを基に、背景のメインカラーに落ちつきのある茶色を選びます。また、文字は十分な文字間の余白と、年配の方も見やすいよう大きめの漢字を使用します。さらに、イラストにコーヒー豆を使うことでこだわりのコーヒーを提供している店であることを印象付けるなど工夫を考えやすくなります。

自家焙煎珈琲のぼり旗

のぼりに使う文字の字数は出来るだけ少なくして、一目でわかるキャッチコピーを作るようにすることが大切です。伝えたいことが多すぎるあまり、文字が多くなってしまうと、のぼりを見た人は面倒がって読むことを諦めてしまいます。それを避けるため一目でわかるキャッチコピーとして短くまとめることはもちろんですが、視覚的に理解しやすくすることも重要です。
例えば、「幟」と書くより「のぼり」と書いた方が、馴染みがあり、読みやすくなります。

キャッチコピー例
良い例 悪い例
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テイクアウトできる手作り弁当 お弁当
焼きたてパン
毎朝4時から焼きたて!
パン屋

また、フォントを変えることで伝わる印象が変わるので、店舗やイベントなど使う状況の雰囲気に合わせて書体を使い分けることもポイントです。フォントは、店舗で使い見やすさを求めるならゴシック体、イベントなどで使う華やかな印象ののぼりならデザイン書体を選ぶ事をおすすめします。
文字のフォントや色の選び方詳細はこちら

伝えたい内容の表現

のぼりのデザインで失敗しない配色のコツは、色を使いすぎないことです。色を多用すると派手になりすぎて見づらくなる恐れがあります。モノトーン+1色を意識して作ると、まとまりができ、見栄えの印象も良くなります。また、よくのぼりを飾る時間帯によって周りの暗さが変わるため、明るい時は赤・黄・黒色など、暗い時は白・黄・水色などを背景に使うとのぼりが目立ちやすくなります。

文字の色は背景とのバランスを考慮し、薄い色の背景なら濃い色の文字、濃い色の背景なら薄い色の文字、を意識すると文字がはっきりと判別でき、大変見やすいです。
例えば、メインカラーを赤に設定したら、文字は薄い色の白色を使うと昼間はよく目立ちます。また、夜間営業しているお店ののぼりなどは、色に注目させる役割を持たせるために黄色を選び、文字を濃い色である黒色にすると目立ちやすいです。

少し上級者向けにはなりますが、濃い色、薄い色、さらに中間の色を使い分けることができるようになればよりおしゃれなデザインを作ることができます!
配色の選び方のコツの詳細はこちら

配色

のぼりのデザインでは、ロゴやイラスト・写真の位置は人の視線の動きに合わせて位置を決めると失敗しにくいです。大抵の方がのぼりを上から下へ順番に眺めます。すると自然と一番上にある内容が一番印象に残ります。そのため、会社、お店のイメージを担うロゴが上にあるほうが見た人に覚えてもらいやすくなります。その次に文字、イラスト・写真と並ぶとバランスが良くなるでしょう。
イラストや画像は伝えたい内容をイメージさせる補助の役目と考えるとイラスト選びが楽になるかもしれません。

イラストとロゴ

のぼりのデザインのコツは、コンセプトの設定とその設定に合わせた文字・配色・イラストのバランスです。文字は短くし、コンセプトが伝わりやすい字体にする。配色は、原則メインカラー+1色にして、背景と文字の色を区別する。イラストは、下部に配置、覚えていただきたいロゴに関しては上部に配置する。このように3つのポイントを意識することで、デザインをまとめやすくなります。

また、弊社には「のぼりデザイン」というweb上でのぼりのデザインを作り、そのまま注文することができるシステムを導入しています。デザイン作りを作りやすいよう豊富な素材やテンプレートを取り揃えています。データ制作費用もかからないので、デザインでお困りの方はぜひご利用ください。

のぼりデザイン