のぼりの組立と効果が出る立て方やデザイン

のぼりの組立と効果的な立て方やデザイン

のぼり旗は、人の目を引き、店舗や商品に興味を持ってもらうきっかけになることから店頭での目印や集客のために利用されます。

のぼり旗を効果的に設置するために、のぼり旗を正しく組み立て、設置方法やデザイン選びを工夫すると良いでしょう。
のぼり旗を見る人の注目をより多く集めるためのスタンドや取付補助器具などもあるので、上手く活用することで、更に集客効果の高いのぼり旗の設置も目指せます。
今回はのぼり旗の組立と集客に効果的な設置方法やデザインに関するポイントを紹介します。

のぼり旗のポールは、手順に従えば簡単に組立可能です。複数ののぼり旗を設置する場合、全てのポールを同じ高さに調整してから組み立てると統一感が出て、よりきれいに設置できるので参考にしてみてください。

  1. ポールの先端に付いているキャップを取り外します。ポールの中に入っている横棒を取り出して、ポールにキャップを戻します。
  2. のぼり旗の長辺のチチをポールに通します。
  3. のぼり旗の短辺のチチに横棒を通します。
  4. ポール上部先端に付いているキャップに開いた穴に横棒を通します。
  5. 横棒の先端クリップにチチを挟んで固定します。
  6. のぼり旗がピンと張るように横棒の位置を調整したら、キャップのねじを時計回りに回して横棒を固定したら完成です。
手順1_先端のキャップを抜く
手順2_ポールの中に入っている横棒を取り出す
手順3_チチをポールに通す
手順4_横棒にチチを通し、キャップに通す
手順5_キャップを回して横棒を固定
手順6_長さを調節してストッパーを締める
  1. R型の器具2本を合体させます。片方の先端にある突起部分を、もう片方の先端にあるくり抜き部分に差し込んで、合体させます。
  2. 真っ直ぐなポールに、合体させたR型の器具を奥までしっかりと差し込みます。
  3. セイルのぼり旗の棒袋部分を、ポールの上部から通します。
  4. 器具上部の先端までセイルのぼり旗が入り込むように、セイルのぼり旗の下部を引っ張りながらピンと貼れば完成です。
手順1_
手順2_
手順3_
手順4_

のぼり旗を設置する効果

のぼり旗を店頭などに設置すると、集客やサービスの告知に役立ちます。のぼり旗を設置すると何を取り扱う店なのかが一目でわかるため、来店のきっかけ作りができます。また、店舗までの道のりにのぼり旗を設置すると店の場所がわかりやすくなり、お客様を店まで誘導する効果も期待できます。

さらに、店のメニューやサービス内容などを伝えるのぼり旗を設置した場合、のぼり旗が注文のきっかけとなります。例えば、テイクアウトができるとわかるのぼり旗を設置した場合、店内で食事をすることが難しい人の来店を促せる可能性があります。

のぼり旗が人に与える印象は、設置方法によって大きく変わります。のぼり旗を複数設置する場合は、のぼり旗の高さや角度を揃えて等間隔に並べると、のぼり旗が整い綺麗に見えやすくなります。

\ 設置間隔の目安 /

設置間隔の目安

のぼり旗を等間隔に並べるときは、日本の伝統的な尺度である一間(1.8m)を目安にしましょう。1.8mは人の歩幅の間隔に合っているため、のぼり旗が通行人の目に止まりやすくなります。また、車からのぼり旗を見たときにも適した距離であるため、車で来店する人にもアピールしやすくなります。

1.8mの間隔は、人間の肩幅の平均が40〜45cmであるため、肩幅に足を開き4歩を目安にすると簡単に計測できます。

同じデザインののぼり旗を設置すると統一感が出て目立ちやすい

同じデザインののぼり旗を設置する

デザインや色が同じのぼり旗を複数設置すると統一感が出て目立ちやすくなります。
チェーン店などの、お店のイメージを固めたい場合に利用すると効果的です。

宣伝したい内容がある場合、1つだけ違うデザインを入れてさらに目立たせる

同じデザインののぼり旗を設置する

同じデザインの複数ののぼり旗の中に、1つだけ違うデザインののぼり旗を設置すると、デザインが異なるのぼり旗がよく目立ちます。新商品や、期間限定のメニュー、サービスなど、特に宣伝したいものがある場合に活用すると高い集客効果につながります。

デザインは同じで色が違うのぼり旗を複数設置する

同じデザインののぼり旗を設置する

デザインは同じで背景や文字の色などの配色が違うのぼり旗を複数設置すると、色鮮やかで賑やかな印象と統一感を見る人に与えることが期待できます。

のぼり旗を設置する環境に合わせて活用できる取付器具があります。通行する人に対してのぼり旗をより見えやすくするために活用してみてください。

傾斜台セット

障害物でのぼり旗が隠れてしまう見通しの悪い場所では、傾斜スタンドを活用できます。傾斜スタンドを使うとのぼり旗を斜めに設置できるので、見通しの悪い場所でも目に入りやすくなります。また見通しが良い場所では迫力が出るので、活発な印象をユーザーに与えます。路地裏などの表通りに面さない目立ちにくい店舗での利用におすすめです。

1セット 税込 1,628

のぼり旗を設置するときは、のぼり旗の清潔感やデザインに注意してください。のぼり旗を見る人に悪い印象を与えてしまうと、集客効果を得るどころか、逆効果になる可能性もあります。

例えば、飲食店でボロボロの汚れたのぼり旗を設置していると「不衛生」「美味しくなさそう」という悪い印象を与えやすいため、集客に悪影響を与える可能性があります。
こういった印象をのぼり旗を見る人に与えないためにも、次のようなのぼり旗の設置は避けましょう。

モラルに反した残虐性や暴力性のあるデザイン

許可無く公道に設置している

ボロボロ・色褪せ・汚れた清潔感の無いのぼり旗

のぼり旗の立て方がバラバラ(高さ、角度、設置間隔等)

のぼり旗を使い集客効果を高めるためには、のぼり旗を活用する場面ごとに、のぼり旗に入れるテキストやロゴマーク、色・形などのデザインを工夫する必要があります。

集客効果を高めやすいデザインのポイントは次のとおりです。

背景の配色 お店の雰囲気に合致したもの、またはのぼり旗の色そのものが目につきやすいもの
文字 商品名などを短くわかりやすく入れる
文字の大きさ メインとなる文字は60p以上にする
文字の色 白や黒など、どんな背景色でも読みやすい色を使う。暗い場所や夜間での利用時は、白や黄色といった明度の高い色にする。
ロゴマーク 目立たせたいものをのぼり旗の上部に配置する

その他、のぼり旗のサイズや形状を工夫すると人の目を惹きやすくなります。例えば、Rのぼりやセイルのぼり(スイングバナー)といった変形のぼりは、長方形ののぼり旗とは違った印象になります。カフェや美容室、自動車の展示場といった、おしゃれさやデザインの良さをアピールしたい場所におすすめです。

また、ビッグサイズののぼりはたくさんの店舗が集まるイベント会場などで設置すると目を惹きやすくなります。

店舗で活用するのぼり旗の場合、車で走る人や遠くにいる人にも一目で印象が伝わるよう、テキストや色、形などを何のお店かがわかる工夫をするとよいでしょう。

テキスト 文章は短くして料理のジャンルや商品名を入れる。
背景 色はお店の雰囲気に合わせて選ぶ。演出したいイメージやお店の外装に合わせて、映える色や相性のいい色を選ぶ。
のぼり旗の形・サイズ※ 遠くからでも見やすいレギュラーサイズのほか、おしゃれな印象を与えるRのぼりやセイルのぼりがおすすめ。

イベントで活用するのぼり旗の場合、目玉商品が何なのかがハッキリわかるテキストや色、形などを何のお店かがわかる工夫をするとよいでしょう。

テキスト 店舗名やお店で押し出したい商品名を短く入れる。
背景 たくさんの店舗ののぼり旗が並んでいることを想定し黒や赤などの目立つ背景色を使う。
のぼり旗の形・サイズ たくさんの店舗が集まるイベントで使う場合は、ビッグサイズがおすすめ。イベント会場により設置できるサイズに制限がある場合は、設置可能なサイズにする。

※主な色のイメージや相性のいい色については、「販促用のぼり旗の効果的なデザインと使い方」、のぼりの形や用途については、「のぼりの形の種類と選び方」でも解説しています。