のぼり旗に使える画像データとは?

画像を使ったのぼり旗

のぼり旗に画像を印刷する場合は、画像のファイル形式や解像度などを調整して入稿する必要があります。また、のぼり旗に使用する画像は、著作物や写真、商標を無断で使用にならないものを選ぶことが必要です。

のぼり旗のデザインに使用する画像のファイル形式は、印刷会社各社により異なります。データ作成時や入稿前までに、デザインに使う画像として提出できるファイル形式を印刷会社に確認しましょう。
また、完成したのぼり旗のデザインを入稿データとして提出する場合も、利用できるファイル形式は印刷会社各社により異なります。一般的には、Illustrator(ai形式・eps形式)やPhotoshop(PSD形式・EPS形式)、PDF形式などが採用されているケースが多いです。

のぼりキングで、利用できる画像のファイル形式はjpg、pngです。のぼりキングでのぼり旗を作る場合に、デザインに使う画像を送付する状況は主に4つになります。どの状況でも入稿に画像データをそのまま使うことはなく、デザインを作るために活用します。

1.「入稿データ」内に埋め込む、またはリンクさせた画像として送付する。
2.「データ制作依頼」においてのぼり旗のデザインの指示書として送付する。
3.「データ制作依頼」においてのぼり旗のデータ制作の素材画像として添付する。
4.「WEB上でデザイン作成」においてデザインの一部に使うためアップロードする。

ご自身でのぼり旗のデザインを入稿データとして完成させ送付いただく際は、Illustrator(ai形式)のファイル形式でのみご入稿いただけます。詳しいのぼり旗の入稿方法はこちらをご確認ください。

画像データは小さな点が集まって絵や文字を表しています。その点の数を使って、表示される画像の鮮明さを表したものが解像度です。印刷では、画像解像度を1インチあたり何個の点があるかで表したdpiという数字を使って管理しています。dpiは数値が大きいほど、1インチ内のドットの数が多くきれいな画像になります。

のぼり旗に印刷する画像データの場合、解像度は一般的に100〜200dpi程度が望ましいです。200dpiをこえる解像度で作成した画像データを入稿しても、印刷機やのぼり旗の生地の特性上、仕上がりに差はありません。また、解像度が大きくなりすぎると、画像データの容量も増えてしまい、入稿に差し支えることもあります。

画像データを使用する場合は、印刷会社が推奨する画像データの解像度を確認のうえ入稿しましょう。

印刷で使われるdpiを使った解像度と写真やディスプレイなどに使われる画素数などの解像度は、基準とする範囲が違います。

dpiは1インチを基準にしているのに対し、画素数やディスプレイの解像度は画面などのサイズ内にあるドットの数を基準にしています。たとえば1920×1080(約207万画素)の24インチのディスプレイは、24インチのディスプレイの画面の横に1920個、縦に1080個のドットが並び、画面上にあるドットの総数が207万という意味です。

画素数からdpiを算出する際は、画素数をインチで割ることで算出できます。

24インチディスプレイの計算例:
1080px / (29.76cm×2.54cm) = 92 dpi
※横:52.8cm、 縦:29.76cm、1インチ:2.54 cmとして計算

画像の解像度は拡大縮小で変化するため、印刷用の大きさの画像解像度をdpiで確認する必要があります。

画像データの解像度の変化は、画素数が変わらずサイズ変更されることが原因で起こります。たとえば画像を拡大すると、画像に使われているドットの数は変わらず、サイズのみ大きくなり、1インチ内にあるドットの数は相対的に少なくなります。この変化が画像を拡大したデータを使うことでおこり印刷された図柄が粗くなるため、原寸大でのdpiを確認することが重要です。

画像ファイルを右クリックして「プロパティ」を選択します。プロパティの上部にある「詳細タブ」の「水平方向の解像度・垂直方向の解像度」の部分に解像度が表示されています。

画像ファイルをプレビューで開いてください。メニューバーの「ツール」から「インスペクタを表示」をクリックします。「イメージのサイズ」の「イメージのDPI」の部分に解像度が表示されています。

のぼり旗に画像を載せるときには、著作物や写真、商標を無断で使用しないようにする必要があります。
たとえば、アニメーションや漫画のキャラクター、他人を無断で撮影して写真を使用することや、タレントやスポーツ選手など著名人の画像、商標登録されたもの、商標登録されたものと類似した商品やサービスなどを画像として無断で使用できません。
ただし、著作物に著作権が存在しない著作権フリーの画像や、事前に決められた使用許諾範囲内であれば使用料が免除されるロイヤリティフリーの画像の場合は利用できることもあります。