インパクトのあるのぼり旗をデザインするポイントとは?

インパクトのあるのぼり旗をデザインするポイントとは?

旗にインパクトがあると、見る人の記憶に残りやすくなるため、店舗などのアピールや集客などに役立てることができます。

インパクトがあるのぼり旗を作成するときは、のぼり旗の大きさや文字の大きさと太さなどの物理的な要素や、意外性のあるキャッチコピーやイラストなどといった心理的な要素を、デザインに取り入れるのがおすすめです。

物理的要因でインパクトを出す

大きいサイズののぼり旗を使用する

サイズの大きいのぼり旗は、900mm×2,700mmや1000mm×3300mmなどレギュラーのぼり(600 mm×1800mm)の2倍程度の高さがあり、見た目のインパクトが大きいです。

サイズの大きい旗は、一般的な成人男性の身長よりも高く、人混みでも頭一つ抜けて見えるため、見る人にアピールしやすいです。

文字を大きくし使用するフォントを太いものにする

のぼり旗に載せる文字を大きくしたり、遠くからでも見やすい太いフォントを使用したりすると、見る人にインパクトを与えやすくなります。
例えば、文字が旗から少しはみ出して見切れてしまうほど大きくすると、目を引きやすいです。

また、目立たせたい文字に、文字の太さ(ウェイト)が太めのゴシック体のフォントを使用すると、文字が読みやすく、強調して目立つデザインになります。文字が太いゴシック体のフォントとしては、メイリオ、游ゴシック、ヒラギノ角ゴシックなどがおすすめです。

設置するのぼり旗の数を増やす

のぼり旗を設置するときに本数が多いと、見る人にインパクトを与えやすいです。
例えば、大きいサイズの旗を複数路面などの人通りが多い場所に設置した場合は、1本だけ設置するよりも存在をアピールしやすくなります。

また、グループで活動するアイドルや、サッカーなどの団体競技の選手のぼりの場合は、1人ずつの名前や顔写真が載った旗を並べて設置するとインパクトが大きいです。

キャッチコピーや写真で心理的要因によるインパクトを出す

印象的なキャッチコピーを記載する

旗を見る人の印象に残りやすいキャッチコピーを載せることで、見る人にインパクトを与えやすくなります。

例えば、セール情報の場合は、「80%OFF」などの具体的な数字を入れることでのぼり旗を見る人に説得力を与え、興味を引きやすくなります。
ほかにも、旗を見る人が笑ってしまうような面白い言葉や、常識とのギャップをつき意外性があって驚いてしまうような内容を載せると、旗を見る人の記憶に残りやすくなるでしょう。

印象に残りやすい写真やイラストを使う

見る人の印象に残りやすい写真やイラストを使うことで、インパクトを与えることにつながります。例えば、等身大の人物の写真やキャラクターのイラストなどを載せると、人物やキャラクターのファンにアピールしやすくなるほか、目を引くデザインになります。

ほかにも、鮮やかな色をたくさん使った派手なデザインや、普段目にする機会が少ない動物などを載せた珍しい写真なども、見る人の印象に残りやすくなります。

インパクトあるのぼりデザインのポイント

インパクトがあるのぼり旗を作成するときは、インパクトにつながる要素を詰めすぎず、絞ることが大切です。作りたいデザインにあわせて、以下のポイントを確認してみてください。

文字は読みやすく太字のものを選ぶ

文字が太いフォントを使い、文字の大きさを大きくするとインパクトが出ます。文字のみを強調し、シンプルなデザインののぼり旗を作りたい方はおさえておくとよいでしょう。

ただし、ウェイトの太い文字を一面に使用すると、窮屈な印象になってしまうことがあります。デザインを作成した後に窮屈さを感じる場合は、読みやすさに配慮し文字の周りにある程度余白が出るように、全体や一部分の文字のサイズを調整するようにしましょう。

目立たせたい文字やイラスト・写真を考えて上部に配置する

文字と一緒にイラストや写真、画像を配置するのぼり旗の場合は、一番目立たせたい要素を上部に配置しましょう。人間は縦長のものを見るときに上から下に視線が動くので、上部に書かれたものに注目しやすいと言われています。

伝える内容を絞る

インパクトを与える要素を絞ることもポイントです。例えば、キャッチコピーでインパクトを与えたい場合などは、イラストや写真を配置せずに文章だけに絞ることで目立ちやすくなります。

背景の色を工夫する

文字やイラストの内容によってインパクトを与えるのも大事ですが、配色のバランスもインパクトのあるのぼり旗を作る上では大事なポイントです。基本的には、赤や黄色などの暖色が人の目を引きやすい色で、同じ色でも明度が高い方がよく目立ちます。

目立たせたい文字やイラストの色を先に決め、目立ちやすい背景の色を選ぶことも効果的です。例えば、黄色文字は、黒い背景ではよく目立って読み取りやすくなります。

詳しくは「プロのデザイナーから学ぶ目立つ色を使った配色」にも記載していますので、参考にしてみてください。

まとめ

インパクトのあるデザインの旗を作成するポイントのひとつは、物理的要因と心理的要因の両方がバランスよく使用されているデザインを意識することです。上記で記載したポイントを全て詰め込む必要はありません。