のぼりスタンドの自作方法と既製品との比較

のぼり旗のスタンドは自作できます。材料も安価で工程も複雑ではありません。 ただし、既製品を購入してしまった方が安く済むケースもあります。 この記事では、のぼり旗のスタンドを自作するか、既製品を購入するかを判断できるようのぼり旗のスタンドの自作方法や価格を説明します。

のぼり旗のスタンドは自分でつくることもできます。 材料はホームセンターで700~1,500円ほどで手軽に買い揃えられるので、コンクリートの加工経験がある方やものづくりが好きな方、材料がすでに自宅にある方は自作も選択肢の1つといえるでしょう。

自作ののぼりスタンドの材料は、ホームセンターで揃います。必要な材料と費用は以下です。

材料 価格
束石ブロック(穴あき)190×190×190 390円(1個)
塩ビパイプ 内径30ミリ×2m 400円くらい
セメント 398円(25㎏)
228円(20㎏)

セメントと砂が予め混ざり水を入れるだけで固まるインスタントセメントは4㎏400円程度で販売されています。 少々割高にはなりますが、手間削減のためにインスタントセメントを選ぶのも方法の1つです。塩ビパイプは、市販で販売されているのぼり用ポールの直径が22~25mmであるため、内径30mm以上のパイプを選び、0.5m前後にカットすると使いやすいです。

自作ののぼり旗のスタンドを作る工程は、全部で2つです。

① 束石ブロック(穴あき)に塩ビパイプを立てコンクリートでしっかり固める
② パイプの長さを調整する

パイプをカットする必要がある場合は、パイプカッターが別途必要になります。具体的な工程は以下です。
【パイプを切る手順】

① 切りたい場所に予めマジックなどで印をつける
② パイプカッターの刃を印に合わせて何度かクランプし、ガイド線をつける
③ ガイド線をつけたときとは逆方向に、何回転かさせながらカットする
④ 「バリ」と呼ばれる断面のギザギザに気を付けながら、バリトリでなめらかにする

パイプカッターを用いてのカットに自信がない方は、ホームセンターでカットのみ依頼することもできるようです。 のぼり用のスタンドを自作する場合、いくつかスタンドをつくらないと、既製品よりも材料費が高いことがあります。
先に述べたように、手間を厭わない方や理想的な重さや形の既製品が見つからなかった方には、自作が選択肢の1つになるでしょう。

のぼりスタンドを自分でつくるのは材料集めを含めそう難しくはありません。 ただし、材料費が700~1,500円ほどかかるので、場合によっては既製品を購入したほうが安く済む場合もあります。 特にこだわりがない場合は既製品を購入することを視野に入れるといいでしょう。

\価格が安い/

てんとー君

8L注水台(てんとー君)

満水時重量:約10kg

特価注水台(てんとー君)は、のぼりキングで販売しているスタンドの中で一番安く売れ筋ののぼり用スタンドです。 平たい形状で安定しているため、倒れにくくなっています。特価注水台(てんとー君)に入れる水の量で重さを調整できるため、室内外どちらでもご利用いただけます。

税込880

\倒れにくい/

16L注水台

注水台/16リットル

満水時重量:約17kg

てんとー君(容量8リットル、満水時10kg)より重い注水台(16L)です。
のぼりキングの取り扱いポールにはすべて利用できます。風の強い場所などで、より倒れにくい注水台がほしい場合におすすめののぼり旗用スタンドです。

税込1,210

\よく目立つ/

傾斜スタンドセット

注水台(16L)+傾斜スタンド

満水時重量:約17kg

注水台(16L)+傾斜スタンドセットは、のぼり旗を傾けることで、店舗の前を通る人の目に入りやすいスタンドです。少しでも目立たせたい方におすすめです。

税込1,628

既製品ののぼり旗のスタンドには価格や重量のバリエーションがあり、大きいサイズののぼりを挿す場合や風が強い場所に置く場合などは重量のあるスタンドを選んだほうが良いこともあります。一般に、重量があるものほど価格が高くなります。 安さを重視するか、スタンドの安定性が高い重さを重視するかを基準に決めると良いでしょう。

自作ののぼりスタンド旗よりも安いものを購入したい場合は、1,000円以下のスタンドを選ぶと良いでしょう。たとえば、のぼりキングの「特価注水台(てんとー君)」は880円と安いのでおすすめです。満水時の総重量は10kgあり、差し込み口の内径は22mm~25mmです。 同社の2.4mの強風用ポールや、3mのスタンダードポールまでは対応しています。詳細は以下をご覧ください。

対応 非対応
・2m40cmスタンダードポール(2段伸縮) ・3.4mスタンダードポール(3段伸縮)
・3mスタンダードポール(3段伸縮) 400円くらい
・強風用2.4mポール(2段伸縮) 398円(25㎏)
・2m40cmスタンダードポール(2段伸縮) 全パーツ黒

余談ですが、同商品の特徴はカラーバリエーションの豊富さにもあります。 色はホワイト、ブラック、グレー、スカイブルー、ダークブルー、オレンジ、レッド、グリーンの8種類です。

IT810/ホワイト

IT810/ホワイト
→ポールセット有

IT811/ブラック

IT811/ブラック
→ポールセット有

IT812/グレー

IT812/グレー

IT813/スカイブルー

IT813/スカイブルー
→ポールセット有

IT814/ダークブルー

IT814/ダークブルー
→ポールセット有

 IT815/オレンジ

IT815/オレンジ

IT816/レッド

IT816/レッド

IT817/グリーン

IT817/グリーン
→ポールセット有

基本的には、のぼり旗のメッセージにノイズを加えないシンプルなホワイトやブラックがおすすめですが、ポールやのぼり旗の色と合わせてインパクトを出すのも方法の1つといえます。

大きいサイズののぼりや風が強い場所への設置に使用するのぼり旗スタンドとしては「20Lの大容量の注水台」か「コンクリートタイプののぼりスタンド」がおすすめです。 注水台は中に水を入れて重くするタイプで持ち運びにも便利な点、コンクリートタイプは強風でも安心の安定性にメリットがあります。

大容量の注水台 コンクリートタイプ
重さ 22.5kg(満水時) 26kg
価格 2,827円(税込) 5,060円(税込)
適合ポールサイズ 22~25mm 25~30mm

上記と同重量のコンクリートののぼり旗スタンドを自作する場合、材料費は1,200円程度です。 重量があり、強風に強いのぼり旗スタンドが必要な場合で、手間を厭わない場合は自作したほうがコストを安く抑えられます。

のぼりの存在感を増したいときは、傾斜が付いたスタンドを選ぶのも方法の1つです。

傾斜が付いたスタンド

のぼり旗を目立たせる傾斜スタンド付き注水台」は水平な場所でも利用できますが、取り外し可能な傾斜付きスタンドを用いることでのぼりをより目立たせられます。

現在特許出願中ののぼりキング独自の商品なので、周辺の他の店舗に差別化できる可能性も高いです。

適合ポールサイズは22mm~25mm、満水時は16kgと汎用性も高いですが、強風時は転倒の恐れがあるので、傾斜スタンドを付けての使用は控えましょう。

のぼりスタンドは手作り可能です。材料もホームセンターにて1,000円程度で手に入れられ、工程もそれほど難しくはないため、選択肢の1つだと十分にいえます。 ただし、プラスチック製の総重量10kg程度ののぼり旗スタンドであれば、1,000円未満で購入できるため、場合によっては既製品のほうが手間とコストの削減になります。

自作でコストを抑えられるのは、「総重量10kgを越えるスタンドが欲しい場合」、「安定感のある重いコンクリート製のスタンドが望ましい場合」、「材料が手元にあり、コンクリートの加工に慣れている場合」「理想的な形のスタンドが既製品で見つからない場合」などです。このような状況以外では、既製品を購入することをおすすめします。

のぼり旗スタンドを置く環境や欲しい条件を今一度洗い出し、既製品を購入するか、自作するかの判断をしてみましょう。