おしゃれなデザインののぼり旗を作るには?

おしゃれなのぼり旗とは?

おしゃれなのぼり旗は、20〜30代の流行に敏感な男女などにお店のイメージをより具体的に伝え、来店をうながす際に役立ちます。 国道沿いの飲食店でよく見る「ラーメン」などメニュー名が大きく書かれたのぼり旗は、近くを通る車や道行く人に店名や商品を端的にアピールできます。しかし、目立つことだけを目的にしたのぼり旗は、カフェなどお店の雰囲気も重視されるお店で使う際は注意が必要です。

このような問題を解決するために、おしゃれなデザインののぼり旗を作る際は、伝える相手の人物像、感じ取ってほしい店舗の雰囲気、必要な配色を意識すると良いでしょう。
例えば喫茶店で20~30代のビジネスパーソンに落ち着いて仕事ができる雰囲気を伝えたい場合には、黒や茶色など落ち着いた色を使ったデザインにすることをおすすめします。

▼目立つのぼり

ちょっとひと息・・・コーヒーのぼり旗
自家製パンのぼり旗
うまい!ラーメンのぼり旗

▼おしゃれなのぼり

自家焙煎珈琲のぼり旗
パンのぼり旗
ラーメン黒Rのぼり旗

おしゃれなのぼり旗をデザインするポイントはデザインに余白を設ける、使う色の数をしぼり統一感を出す、文字を減らしのぼり旗に入れる情報を整理することの3つです。

ぼんやりとしたイメージのおしゃれなのぼり旗をデザインする上で大事なポイントをご紹介します。

① 使う色は3色まで

色を使いすぎない

使う色の数が増えすぎると、配色のバランスが難しくなってきます。 おしゃれなデザインののぼり旗を作る際は使う色を3色までにして、背景に使う色、強調したい部分に使う色、文字の色など役割ごと色を決めると配色のバランスを取りやすいです。
色の決め方は、背景やイラストに使うメインカラーを決めてから、強調したい部分に使うサブカラーを類似色・補色から順番に色を決めていくとおしゃれな色合いが作れます。

② 色のトーンを合わせる

色のトーンを合わせる

せっかく配色のバランスを考えて色を選んでも、選んだ3色のトーンが全然違うとまとまりがなくなってしまいます。トーンとは色の彩度と明度の二つの要素のことで、トーンを合わせるとのぼり旗のデザインがまとまった印象になります。

トーン図

おしゃれなデザインののぼり旗にトーンを活用する際は、「ビビット」などトーン図で同じ明度・彩度の色を使うことを意識すると良いでしょう。また、明度・彩度に差をつけてよりインパクトのあるデザインを作りたい場合は、「ライト」「ダーク」などトーン図で離れた関係にある色を使うと見る人にメリハリのある印象を伝えることができます。

③ 無彩色を取り入れる

無彩色を取り入れる

白や黒、グレーはどんな色と組み合わせてもまとまって見えます。 白+黒+好きな色、好きな色+類似色+グレー、のように、好きな色と組み合わせるだけでバランスの取れた配色になりますよ。 メリハリがあっておしゃれに見えるので、困ったときは無彩色に頼ってみてください。

ロゴや画像を入れる

お店のロゴや商品の画像・イラストなどを使うと、のぼり旗を見ただけで実際の商品や店舗のイメージがしやすいですよね。 ロゴや商品の画像・イラストは、高級感や品質の良さ、カジュアルさ、お店のテイストなど、伝えたいことをイメージとして伝えやすいです。
ロゴや商品画像・イラストを使う際は他のデザインと区別されるように余白を取ることが大切です。ロゴなどが他のデザインとかさなり見えづらくならないよう一定の空間を確保したうえでデザインに入れるようにすると良いでしょう。

内容を詰め込みすぎない

のぼり旗を作ろうと思うと、商品名やキャンペーン期間、価格、おすすめポイントなど、つい情報を詰め込みたくなってしまいます。 しかしお客さんにお店に入ってもらうためには、一瞬で伝えられる情報だけにしぼり、お客さんの読みやすさを重視した方が洗練された印象になります。また、文字を掲載する際は各フレーズが読みやすいように行間をしっかりと取り、明朝体やゴシック体などシンプルなフォントを使うと読みやすいデザインになります。

文字での情報は商品の名前と価格だけなど最低限必要な情報にしぼり、シンプルなフォントと読みやすい余白を意識することで、デザインが洗練されおしゃれな印象のデザインになります。

おしゃれなのぼり旗を作るポイントは、色に統一感を出し、伝えることをシンプルに絞ることです。お店の用途別に実際のおしゃれなのぼり旗の例をご紹介します。

おしゃれなデザインのカフェのぼり旗

おしゃれなカフェのぼり旗のデザインでは、中央にコーヒーなどのイラストと「cafe」の文字がシンプルに配置され、文字やイラストと背景の余白を意識したデザインが人気です。

デザインを作る際は、店舗の外観や雰囲気に合わせたテーマカラーをベースに配色を決め、デザインに入れる文字やイラストの数を少なくすると作りやすいです。

例えば、北欧調カフェならのぼり旗のベースの配色はベージュやアイボリー、薄いグレーなどを使用するとスタイリッシュな印象になります。モダンな印象のカフェなら黒などのモノトーンカラーや、茶色、青などの落ち着いた色でまとめると洗練された印象です。優しく優雅な雰囲気を伝えたいなら、ピンクを基調にした背景もよいでしょう。

のぼり旗にイラストや写真を載せる場合は、カフェのフードやデザートをモチーフにしたものがおすすめです。コーヒーがおすすめのカフェならコーヒーカップのイラストを入れるなど、商品をわかりやすく載せることでPRにもつながります。

cafe(カフェ)
cafe(カフェ)
open(オープン)
cafe(カフェ)

おしゃれなデザインのパン屋のぼり旗

おしゃれなパン屋さんのぼり旗のデザインでは、柔らかいタッチで描かれたパンのイラストと「Bakery」「Bread」などの文字を配置したデザインが人気です。

おしゃれなデザインのパン屋さんののぼり旗を作る際は、サンドウィッチやハンバーガーなど、最初にどのようなパンのイラストを使うかを決めましょう。その後、お店のテーマカラーをふまえてイラストが目立ちやすい配色を決めるとデザインしやすくなります。

のぼり旗の配色はパンのイメージがわきやすい茶色や清潔感のある白、温かみを感じさせるオレンジや木目調などがおすすめです。焼き立ての美味しいパンのイメージを伝えやすくなります。

天然酵母パン
BAKERY
bread
米粉パン

おしゃれなデザインのモーニング・ランチのぼり旗

おしゃれなモーニング・ランチのぼり旗のデザインでは、優しい印象の淡い色合いを使った背景に「Morning」「Lunch」などの文字やフードのイラストなどを配置したデザインが人気です。

おしゃれなデザインのモーニング・ランチのぼりを作る際は、テーマカラーにグリーンやピンク、黄色系のパステルカラーを使うとフレッシュで明るい印象になります。元気でおしゃれなイメージに仕上げたいときは、パステルカラーを基調にしたタータンチェックやストライプ、木目調の背景などもおすすめです。

のぼり旗に載せる文字は「モーニング営業中」「ランチ(LUNCH)」など、必要な言葉だけに絞るとすっきりとまとまります。また、フードの写真や食器・店舗の内装などのイラストを載せることもおすすめです。イラストを載せる場合はひとつに絞り、余白を十分に取ると洗練された印象ののぼり旗になります。

Morning(モーニング) 緑
ランチ ピンク 水玉
Lunch(ランチ) 緑

おしゃれなデザインの洋食店のぼり旗

おしゃれな洋食店ののぼり旗のデザインでは、メニュー(パスタ、ステーキなど)の写真が大きめに配置されたデザインが人気です。

おしゃれなデザインの洋食店ののぼりを作る際は、商品の写真が目立つよう背景とのコントラストがはっきりと出るような配色にするとデザインしやすいです。例えば、背景を黒や白にしてお店の定番メニューの写真やイラストを載せると、お店の主力商品をアピールしながら上品さや高級感も伝えることもできます。

また、写真や文字は詰めすぎず、余白を作る配置を心がけると料理が際立ち、店のこだわりが伝わりやすくなる効果も期待できます。

PASTAのぼり
ハンバーグ
SPANISH

おしゃれなデザインのテイクアウト・お持ち帰りのぼり旗

おしゃれなテイクアウトのぼり旗のデザインでは、テイクアウトできる商品のイラストや写真を載せたものや、遊び心のある装飾フォントを使用したものが人気です。

また、イラストや写真を使用せず「テイクアウト」を装飾フォントなどで個性的に表現すると目を惹きやすくなります。

テイクアウトのぼり旗の背景は、白などのシンプルなものがおすすめです。白の背景に茶色やネイビーなどの落ち着いた色で文字やイラストを載せるだけで、スタイリッシュな雰囲気になります。

のぼりキングに寄せられたおしゃれなのぼり旗の制作事例をご紹介します。店舗名の入ったのぼり旗やオリジナルの商品のアピールなど既製品にはないデザインののぼり旗など目的に沿ったのぼり旗を作成できます。

  1. 「美容院」と書かれたRのぼり旗です。 主に明るい木目調の茶色と焦げ茶色、緑の3色を使っており、まとまりを感じます。 お店の雰囲気にピッタリなデザインです。
  2. 白い背景に黒い文字でお店の名前が書かれたシンプルなのぼり旗です。 猫のイラストと文字のフォントから可愛らしい印象を受け、子どもや女性の目に留まりそうなデザインです。
  3. のぼり旗の下部にあるパイナップル大福の写真が特徴的なのぼり旗です。 背景の淡い黄色の水玉と「パイナップル大福」の黒い文字から商品のおしゃれな印象とおいしそうなイメージが伝わります。

更にデザインを自作するコツを知りたい方は、デザイナーに聞いたデザインのコツを確認してみてください。

デザインや配色のイメージが浮かんだら、お店のイメージに合ったおしゃれなのぼり旗を作ってみましょう。

のぼり旗は配色や文字、写真を使って伝えたい情報を一瞬で伝える必要があります。今回は目立つだけではなく、お店の雰囲気に合わせておしゃれなのぼり旗を作るためのポイントをご紹介してきました。使う色は3色まで、同じトーンの類似色や補色を組み合わせてバランスの取れた配色にするだけでおしゃれなのぼり旗に近づくことがわかりました。文字の情報量は最低限にし、全体のバランスを考えてデザインを考えるようにしましょう。