店舗の集客力を高めて売上をアップするためには、販促をするのもひとつの方法。しかし、販促にもさまざまな手法があるため、「どのような販促をすればよいかアイデアが浮かばない」という人も多いです。

販促によって期待できる効果を高めるためには、販促に関する正しい知識と販促方法ごとの特徴や違いを理解しておくことが重要です。今後どのように店舗を経営したいのか、どのように商品やサービスをアピールしたいのかといった目的によって選ぶべき販促が変わるので、目的ごとに適した販促方法についても知っておきましょう。

ここでは、販促の概要や具体例、魅力的な販促をするためのアイデアをご紹介します。

そもそも販促とは?

そもそも販促とは、「販売促進」を略した言葉で、消費者の購買意欲を刺激することによって集客力や購買率などを高めるアプローチのことをいいます。人によっては「セールスプロモーション」という言葉を用いることもあり、どちらも同じ意味として捉えて問題ありません。

また、同じような意味を持つ言葉として「マーケティング」があります。マーケティングにも、最終的には集客力や売上を高めるといった効果が期待されていますが、マーケティングは消費者の行動に焦点を当てている要素が強いです。一方、販促は商品やサービスを対象に戦略が考えられる要素が強いことから、マーケティングとは区別して扱われています。

オフラインでおこなう販促のアイデア

販促には、オンラインでおこなうものとオフラインでおこなうものがあります。オフラインでおこなう販促は一度は聞いたことのある手法が多いと思いますが、それぞれの手法にどのような効果が期待できるのかを理解しておかなければ、適切な販促を選ぶのが難しくなるでしょう。

オフラインでおこなう販促のアイデアとして代表的なものには、以下の5つが挙げられます。

これらのアイデアに店舗の魅力を取り入れた手法を考えてみると、オリジナリティのある効果的な販促ができるようになるでしょう。ここからは、オフラインでおこなう販促のアイデアについて詳しく説明します。

店舗の内装や外装でアピールする

1つ目は、店舗の内装や外装でアピールすること。

特に、店舗の外装は通行人の目に最もよく触れる部分です。外装を見たことがきっかけとなり新規顧客の獲得につながったり、顧客をリピーターに成長させられるケースもあります。そのため、店舗の外装を見ただけで店舗のコンセプトが伝わるような色や素材、照明などを選ぶようにすることが大切です。見ただけでメニューがイメージできたり、つい入りたくなるような入口にすることも、販促効果を高めるポイントだといえます。

また、内装に関しては、テーブルや食器、メニュー表や壁紙といった細かな点を店舗のコンセプトとあわせることが重要。BGMや空調といった目に見えない部分も配慮することによって、顧客に与えるイメージが大きく変わります。どうしてもアイデアに行き詰まったら、競合店を参考にしてみるのもよいでしょう。

看板やのぼりを利用する

2つ目は、看板やのぼりを利用すること。

通行人にインパクトを与えたり、見ただけで店舗のイメージが湧くような看板を掲げていれば、集客力のアップが期待できます。文字の大きさや色、字体によっても通行人に与える印象が大きく変わるので、さまざまなデザインを比較しながら最も店舗のコンセプトに適した看板を選びましょう。

また、のぼりを利用することによって、店舗が伝えたい情報を効果的に通行人に伝えることも可能。看板を制作するよりもコストがかかりにくいだけでなく、設置や移動の手軽さを考えても、のぼりを設置するメリットは大きいといえます。時期によって柔軟に内容やデザインを変更できるので、より効果的な販促ができるでしょう。

「のぼりキング」では、さまざまな大きさや形状をしたオリジナリティのあるのぼりを制作することが可能です。のれんやタペストリーといったのぼりに関連する商品も多く取り扱っているので、店舗が求める販促効果を得やすいグッズを柔軟に用意することが可能です。デザインをプロに依頼することもできるので、「デザイン制作が心配」という人でも、納得のいくのぼりをつくることができますよ!

イベントを開催する

3つ目は、イベントを開催すること。販促イベントを開催することによって、商品やサービスの魅力を消費者にダイレクトにアピールすることができます。

商品のサンプリングイベントや体験イベント、製品の発表会では、店舗が手がけている商品やサービスの認知度やブランド力を高めることが可能。とくに「一度使ってみたら良さが分かる商品・サービス」を提供する場合、イベントで消費者に使用体験を提供することで売上のアップが期待できます。デパートやスーパーなど人の多く集まる場所での実演販売イベントや試食販売イベントといったものが該当します。

消費者だけでなく、特定の企業やインフルエンサー、報道関係者といった人を対象にした販促イベントを考えるのもよいでしょう。誰を対象とした商品やサービスなのか、どのように情報を拡散させたいのかによって選ぶべき販促が変わるので、目的に応じたイベントを選ぶことが大切です。

チラシ・新聞・雑誌で宣伝をおこなう

4つ目は、チラシ・新聞・雑誌で宣伝をおこなうこと。

これらの方法はアナログな販促なので、インターネットが普及している近年は実施しない店舗も増えています。しかし、最近のインターネットは様々な広告であふれているため、優れたクリエイティブでなければ消費者の注意を引きにくくなっています。

一方でチラシや新聞ではエリアを限定して紙という実物で情報を伝達することが可能。ステッカーやクーポンといった特典を一緒に配布するといった施策をとることで、販促効果を高めることもできます。

雑誌では、種類ごとに読者層が分かれているので、設定するターゲット層によっては効果的に販促をおこなうことが可能。特に高齢者層や高所得者層、病院や美容院といった場所では雑誌の購買率が高くなるともいわれているので、うまく活用すれば販促効果を高められるでしょう。

ダイレクトメールを活用する

5つ目は、ダイレクトメールを活用すること。

ダイレクトメールは、郵便やメール便を通して消費者に送付される書類です。商品やサービス、イベント案内などが記載された文書やパンフレットなどがあります。特定のターゲットを指定して書類を送ることができるので、反応率を計算して次回以降の販促に活かせるのがよいところ。オリジナリティのあるデザインや同封する商品などによっては、より消費者に商品やサービスの深い情報を届け、集客力を高めることにつなげることも可能です。

ただし、配布する数によってはコストがかかったり、発送してから効果が得られるまでにタイムラグが生じるというデメリットがあるので注意が必要です。

オンラインでおこなう販促のアイデア

最近は、インターネットやスマートフォンの利用が普及したことから、オンラインで販促をおこなうケースが多くなっています。具体的な販促アイデアには、以下の4つがあります。

これらの販促アイデアを取り入れ、必要に応じてオフラインの販促と組み合わせることによって、販促効果をさらに高められるようになるでしょう。ここからは、オンラインでおこなう販促アイデアについて詳しく説明します。

ネット広告でアピールする

ネット広告を利用すれば、年齢・性別・地域などの細かいターゲティングで特定のユーザーに店舗の情報をアピールすることが可能。ネット広告はレポートをリアルタイムで確認できるので、よりスピーディに販促の成果を検証し、次の打ち手を考えることもできます。

ただし、インターネット上には多くの情報があふれているため、クリエイティブによってはネット広告が消費者の目に留まらないことも…。また、ネット広告の配信にはある程度専門的な知識が必要になり、広告の機能も頻繁にアップデートされるので、最新情報を集めるリソースを確保できるかどうかが重要になってきます。

SNSを活用する

幅広いユーザーが利用しているSNSで販促することによって、効率的に情報を拡散することが可能。SNSを通して消費者と直接コミュニケーションをとることもできるので、より顧客満足度の高い販促を実現できるのも魅力となっています。

ほとんどのSNSが無料で利用できるので、コストをかけずに認知度を高められるのもよいところ。爆発的に情報が拡散されれば、ほかの販促方法よりもはるかに高い集客数や売上を出せるので、販促をするのであれば取り入れておきたいアイデアだといえます。

ホームページやブログで販促する

店舗独自のホームページを立ち上げたりブログを掲載すれば、広告だけでは伝わらない詳細な情報を発信することが可能。定期的に新商品などの情報を更新することによって、顧客が飽きない工夫をすることにもつながり、繰り返し商品やサービスを利用してもらえる可能性が高くなります。

しかし、ホームページやブログには、アクセスしてもらえなければ見てもらえないというデメリットも…。商品の使用感や体験、顧客の体験談などを掲載すれば、店舗の魅力をより詳しく知ってもらうこともできるので、SNSやネット広告と組み合わせて利用するのがおすすめです。店長や従業員の顔を出すことによって信頼性を高めることもできるので、目的によっては効果的な販促方法だといえるでしょう。

メールマガジンを送る

メールマガジンは、読者に対して一斉に情報を発信する販促方法。SNSで簡単に情報発信できるようになった近年でも、多くの店舗が活用しています。

具体的な送信方法には、テキスト形式とHTML形式の2種類があります。テキスト方式では、文章のみが記載されていますが、HTML形式になると文章に装飾を施すことができるため、視覚的なアプローチができます。キャンペーンのお知らせや新商品の案内をするといった情報の内容や、メールマガジンを構築する能力にもよりますが、適切な方法で作成することによって顧客とのつながりを強化することが可能です。

ただし、情報の内容や送信頻度によっては、読者がメールを開封してくれなかったり、迷惑に感じられて迷惑メールとして扱われる危険性があるので注意しておきましょう。

魅力的な販促を企画するためのアイデア

「魅力的な販促を企画したい」と考える場合、以下の4つのアイデアを参考にするのがおすすめです。

これらのアイデアを意識しながら企画にオリジナリティを加えていくことで、高い販促効果を得られるようになるでしょう。ここからは、魅力的な販促を企画するためのアイデアについて詳しく説明します。

まずはターゲットを明確にする

販促を企画する場合、誰に対して情報を伝えたいのか、商品やサービスをいつどこで利用してほしいのかを明確にします。ターゲットの立場を具体的に考えることによって、より的確にニーズを汲み取ったうえで販促を考えられるようになるからです。

ターゲットが不明確になっていると、誰にでも聞こえが良い一方で、どの顧客層に対しても購買を促進できない、ありふれた販促になってしまう可能性も。本当に伝えたい人に必要な情報が行き渡らなければ予算を投下しても期待していた販促効果を得られなくなる危険性があるので注意しておきましょう。

事業方針に適した販促を企画する

企画する販促が事業方針に適しているかという点も、魅力的な販促を考えるうえで重要。販促にもさまざまな種類があるので、まずは予算や時間、社内リソースをもとに取り入れられそうな販促方法をピックアップしましょう。そして、アピールしたい内容やターゲット層、ターゲットが利用しているツールなどを考えたうえで、最も理想的だと思われる販促方法を選択します。

たとえば、実店舗を持つ事業の場合、新規顧客を獲得したいのであれば折込チラシやネット広告、リピート客を増やしたいのであればダイレクトメールの送付やポイントカードの導入といったように業態と目的に合わせて販促を企画するとよいでしょう。

季節やトレンドを考えてアイデアを出す

販促を毎日のように変更するのは現実的ではありません。しかし、顧客に飽きられないような店舗にするためにも、定期的に販促方法を変更することは大切です。

たとえば、季節に応じた新メニューを提案したり、季節感を感じられるようなのぼりやチラシを作成することで、トレンド感のある販促ができるでしょう。

一度きりの利用にならないようなきっかけをつくる

新規顧客の獲得に力を入れる店舗は多いですが、集客コストを抑えたり効率的に売上を伸ばすためには、リピーターの獲得にも力を入れる必要があります。

たとえば、初回利用時にクーポン券を発行して次回以降お得にショッピングできるようにしておけば、「もう一度店舗に足を運んでみよう」と思われやすくなるでしょう。ポイントカードのように、一定のポイントが貯まると特典を受けられるといった仕組みを設けるのも理想的です。

まとめ

ここでは、販促の概要や具体的な販促例、魅力的な販促をおこなうためのアイデアを紹介しました。

アイデアによっては効果が表れるまでに時間を要するものもありますが、ターゲットのニーズをふまえながら適切な手法で販促すれば、売上や集客力を高められる店舗へと成長できるはずです。ここで説明した内容を参考にして、オリジナリティのある魅力的な販促のアイデアを考えられるようにしておきましょう。

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