Facebook(フェイスブック)をはじめ、Messenger(メッセンジャー)や、Instagram(インスタグラム)、Audience Network(オーディエンスネットワーク)といったアプリやサイトに広告を掲載できるFacebook広告。実際の宣伝効果や費用が気になるという方も多いのではないでしょうか。

そこで、Facebook広告の期待できる効果や費用をわかりやすく解説します。支払い方法やタイミング、費用対効果を高めるポイントについてもまとめているので、利用を考えている方はぜひ活用してみてください。

Facebook広告で期待できる効果

第一に、Facebook広告はソーシャルメディアのなかでも比較的広い範囲の宣伝効果が期待できます。Facebookは利用者が特に多いSNSです。総務省の平成30年版情報通信白書によるとFacebookユーザーは41.2%で、TwitterやInstagramよりも多いことがわかっています。

(出典:総務省|平成30年版 情報通信白書|ソーシャルメディアの利用状況

また、ターゲティング精度が高いのもFacebook広告の魅力のひとつです。Facebookでは詳細なプロフィール設定ができることから、年齢や性別だけでなく、趣味や職業などをふまえた特定のターゲットに向けて配信することができます。

ユーザーがほかのサイトやアプリからログインした際などの情報も集められているため、Facebook広告では、より的確なターゲティングが行われます。

Facebook広告の費用【予算】

Facebook広告を掲載するにあたり、支払う費用を「予算」と呼びます。Facebook広告料金で用意されている予算設定は「1日の予算」「合計予算」の2種類です。続いては、この予算の内容としくみについて紹介します。

1日の予算

1日の予算とは、広告を掲載している間に支払う金額のうち、1日あたりの平均金額のことです。主に1週間内で1日あたり消化する平均額が設定されており、配信と予算の消化を効率的に行うことができます。

競争の激しい広告オークション市場でも効果的に対応してくれるため、キャンペーンを通じた明確な目標が設定されている場合に有用です。

合計予算

合計予算(通算予算)は、広告を掲載するすべての期間に支払う総額です。合計予算を選択した場合、1日に広告へ消化される額も均等に割られたり、状況に応じて調整されたりと、予算にあわせて自動的に設定されます。

柔軟性があり、一定の消化総額を超えないように利用したいという方に便利です。

Facebook広告の費用【課金方式】

予算の設定以外に、Facebook広告では「課金方式」の設定が必要です。以下では、Facebook広告で採用されている「インプレッション課金」「クリック課金」の2種類の方式についてまとめていきます。

インプレッション課金

インプレッション課金は、広告がユーザーに1000回表示されるごとに課金される方式です。Cost per Milleの略称である「CPM」と呼ばれることもあります。

クリック率が高い広告では有益のように思えますが、反対にクリックされずとも費用がかかってしまうというデメリットがあります。商品・サービスのブランド認知度をあげる目的で、目を引く広告を採用している際に有効的です。

クリック課金

Cost Per Clickの略で「CPC」とも称されるクリック課金は、ユーザーのクリック数に応じて費用が発生する課金方式です。表示回数に関わらず「クリック」というユーザーのアクションが反映されているため、いわば業務が成立した場合に報酬が発生する成功報酬のように無駄なく広告を発信できます。

Facebookの場合は、いいね!の数も課金基準にカウントされています。広告先は集客から自社・自店の利益につながるようなルートを形成しておきましょう。また、オークション形式の広告市場では、単価が低いと表示回数が減ってしまうので注意が必要です。

Facebook広告の支払い方法とタイミング

Facebook広告の主な支払い方法は以下の通りです。使っている通貨や国によって利用できない場合もあるので気をつけましょう。

支払い方法 補足 決済方法
クレジットカード JCB、American Express、Mastercard、Visaの4種の主要ブランドのみ対応。 自動決済
クレジット機能付きデビットカード JCB、American Express、Mastercard、Visaの4種の主要ブランドのみ対応。 自動決済
PayPal 日本円(JPY) 、ユーロ(EUR)、米ドル(USD)など、計23の通貨に対応。 自動決済
オンライン銀行振込 広告アカウントの通貨が日本円に設定されている場合のみ利用可能。 手動決済

支払いのタイミングは決済方法ごとに異なります。自動決済では一定の金額を消化したタイミングで請求されます。手動決済では、事前にアカウントへ追加した資金から最大で1日1回差し引かれます。

Facebook広告には消費税はかかる?

Facebook広告費用は、広告出稿者が日本におり課税売上割合が95%未満という条件を満たした場合、課税対象となります。これは、音楽配信や電子書籍などのオンラインサービスと同様で、「電子通信利用役務の提供」に該当するためです。

しかし、Facebook自体は海外の事業のため、「リバースチャージ方式」という特殊な消費税の納め方を採用しています。これは、消費税は企業に払わず広告出稿者が預かり、後に進行して日本へ納めるという方法です。

税務にまつわることはFacebook側で関与がないため、不明な点は税務署や税理士に相談しましょう。

Facebook広告の予算を設定する方法

Facebook広告の予算を設定する方法
  • キャンペーン
  • 広告セット
  • アカウント

Facebook広告は社内で運用する場合、月額3万円の予算でも配信でき、比較的低コストで広告掲載できるのが魅力です。しかし、効果的に宣伝活動を行うためには予算の組み方なども適宜決めなければいけません。その際は、FacebookをはじめとするSNSツールで他社の広告を検索できる「広告ライブラリ」を駆使して相場を調べてみましょう。

また、Facebook広告の予算設定方法を使えば、上限予算を決めて管理することもできます。設定した上限金額に達すると広告の表示、課金も停止されるので予算内の運用に便利です。

ユーザーが興味を持つ広告を効率良く掲載するためには、動向を追跡調査する「トラッキング」が必要です。目的ごとに上限予算を設定することで、トラッキングも捗ります。以下ではFacebook広告の具体的な予算設定方法を見てみましょう。

キャンペーン

予算の上限は、広告に掲載するキャンペーンごとに設定することも可能です。予算が上限に達すると広告の掲載は自動的に停止します。いくつかのキャンペーンを同時に発信し、それぞれの目標計画に合わせて予算の上限を設けたいときに便利です。

広告セット

Facebook広告では、1つのキャンペーンに複数の広告をセットにして管理・発信することもできます。掲載期間や予算、ターゲットなどもそれぞれに設定できるので、オーディエンスや目的に合わせて入札戦略を複合的に使用している方におすすめです。

アカウント

キャンペーンごとではなく、アカウントで利用する全体費用を予算内にとどめたい場合は、広告を出稿するアカウントごとに予算の上限を設定しましょう。特定のキャンペーンに縛られず、広告の掲載期間中に複数のキャンペーンがある場合に便利です。

この設定は、手動決済を選択している場合設定することができないので注意しましょう。

Facebook広告の費用対効果を高めるポイント

Facebook広告の費用対効果を高めるポイント
  • オーディエンスを複数作成する
  • 動画やスライドショーを活用する
  • 広告ライブラリで戦略を見直す

Facebook広告は、機能を上手に活用したり、戦略を見直したりすることでより費用対効果を高められます。そこで、コストパフォーマンスを向上させる具体的なポイントを紹介します。以下の内容を駆使して、より効果的な宣伝活動を行いましょう。

オーディエンスを複数作成する

広告の効果が薄くなる原因に、望むターゲットに広告が届いていないという理由があります。

複数のオーディエンスを作成できるFacebook広告で、ターゲットを1つに絞るのはもったいないです。最低でも異なるターゲットの2、3パターンのオーディエンスを作成し利用しましょう。

また、既にもっている顧客情報を活用して発信してくれる、「カスタムオーディエンス」も利用すると、より費用対効果が高められます。

動画やスライドショーを活用する

Facebook広告に掲載できる広告は静止画だけではありません。紹介する商品やサービスによっては、動きがあるほうがわかりやすい場合もあります。目的に合わせて動画広告やスライドショー広告などの素材も利用して魅力を伝えてみましょう。

また、多彩なFacebook広告のフォーマットの中には、静止画と動画を並べて表示するような素材もあるので駆使しててください。素材は、ユーザーがはっきり見えるよう、解像度に気を配ることも大切です。

広告ライブラリで戦略を見直す

「広告ライブラリ」では、FacebookやInstagramで掲載されている競合他社の広告情報を調べられます。掲載期間やデザインレイアウトなど、宣伝効果が大きいと思われる他社の事例を参考に、戦略を立て直してみるのも費用対効果を高めるための手です。

ライブラリで検索できる広告は掲載中のもののみなので、常にアンテナを張り巡らせておきましょう。

まとめ

費用の面においては、ほかのマスメディアに比べて利用しやすいFacebook広告ですが、目的に合わせた予算設定や課金方式を採用しないと、コストだけがかかって終わってしまいます。

費用や目標を考え計画を立てながら、サービスや商品、キャンペーンに適した利用方法で、宣伝効果を一層高めましょう。

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