運営している塾で生徒募集や宣伝のためのチラシ配布を考えるにあたって、効果を得られるチラシを作るにはどのようなポイントを意識する必要があるのでしょうか。今回は、塾でチラシを作成する際の注意点や、チラシの反応率がアップする作成方法、効果的な配布タイミングなどをご紹介します。

塾のチラシの目的とは?

塾のチラシ配布の目的は直接的な「生徒の入塾」とは限りません。チラシを受け取った生徒やその保護者は、入塾の前にまずは問い合わせをしたり体験授業に参加したりして、実際に入塾するまでにいくつかのステップを踏むことが考えられるからです。そのため、塾のチラシ配布の目的の1つとして、問い合わせや体験授業の参加に対するハードルを下げるということが挙げられます。それらの流れを通して「この塾に通ってみたい」と入塾に結び付けていくことが大切です。

塾のチラシ作成前に考えるべきこと

ここでは、自身の塾のチラシを作成するにあたって、事前に考えるべきことには何があるのかを紹介します。

塾のチラシを渡すターゲットは誰か

チラシ配布を考える際には、誰に見てもらいたいチラシであるかというターゲットを明確にしましょう。塾に通うのは生徒であっても、塾の月謝を払うのは多くの場合保護者です。生徒の意欲を動かすことも大切ですが、最終的に決定権があるのは保護者である場合が多いことを念頭におくことで、どのようなコピーやデザインが適しているかも具体的になるでしょう。

チラシを受け取るターゲットの悩みは何か

仮にターゲットが保護者であるとした場合、その保護者は子どもについてどのような悩みを抱えているかということを想像してみるなど、ターゲットの悩みを具体的に考えてみましょう。

「子どもの成績が上がらない」「授業についていけない様子である」「苦手な教科を克服させたい」など、さまざまな悩みを持つ保護者に対して、「自身の塾に通えばこのようなことが解決に繋がります!」という塾に通うことのメリットを提示することで、入塾の検討に結びつけることが期待できるでしょう。

反応率を上げる!塾のチラシに必要な4つのポイント

反応率を上げる!塾のチラシに必要な4つのポイント
  • ターゲットの悩みにあわせたキャッチコピー
  • 自分の塾ならではの強み
  • 入塾後がイメージできる生徒・保護者の感想や写真
  • オファーをチラシに掲載する

ターゲットの興味を引き、反応率が上がるようなチラシを作るには、どのようなポイントがあるのでしょうか。デザイン例と併せて4つのポイントを紹介します。

ターゲットの悩みにあわせたキャッチコピー

チラシのキャッチコピーは、チラシを見た人が目を奪われるような説得力のある言葉であることが重要です。ここまで、ターゲットは決定権のある保護者を中心に考えてきましたが、実際に塾に通うのは子どもです。勉強において子ども苦手な部分は何か、どのような悩みを抱いているかを把握し、自身の塾に通うことで何が実現できるのかを、保護者も子どもも一緒に解決していこうという説得力のあるひと言を示すことで、ターゲットの目を引き、「この塾のことをもっと詳しく知りたい」という気持ちに導くことが期待できます。
ターゲットの悩みにあわせたキャッチコピー

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自分の塾ならではの強み

すでに自身の塾に通っている生徒がいるということは、保護者が塾の進め方に納得して選んだからであり、その選んだ理由は塾にとって大きな強みとして捉えることができます。自身の塾でなければ得られないことは何かということを言語化し、他塾との違いを強みとして表現してみましょう。
自分の塾ならではの強み

入塾後がイメージできる生徒・保護者の感想や写真

すでに通っている生徒が、入塾前と後でどのような違いが見られたか、生徒側と保護者側、両者からの目線で「利用者の声」として掲載してみましょう。

インターネットなどで第三者の口コミを情報源とすることが増えている現代では、生徒や保護者の実際の声というのは貴重なデータになります。自身の塾に通ったことで得られたことや、授業内容や塾の外観、教室の雰囲気など、実際に塾に通うことがイメージできるように詳しく伝えてみましょう。個人情報の観点もありますが、可能な範囲で生徒の顔写真や氏名も掲載すればより説得力が増します。
入塾後がイメージできる生徒・保護者の感想や写真

オファーをチラシに掲載する

「オファー」とは提案を意味し、チラシでいえば割引や特典など条件提示のことです。チラシはオファーの有無によって反応率も異なります。塾のチラシにおけるオファーは主に価格オファーと成績保証オファーの2種類があります。

授業料無料といった「価格オファー」

価格オファーは、「4月末までの申し込みで入塾金無料!授業料1カ月無料!」といったように、割引や無料を提示する場合をさします。価格オファーを記載するときは、理由が無い限り有効期限を設けるようにしましょう。締め切り前に申し込めば得をする、という明確な区切りがあることで、もともと入塾を検討していたターゲットに対して背中を押す効果が期待できます。
授業料無料といった「価格オファー」

成績アップを保証する「成績保証オファー」

成績保証オファーとは文字通り、生徒の成績アップを保証するというような塾の制度です。例えば、「入塾後の定期テストで必ず70点以上になることを保証し、達成できなければ一学期分は無料で指導する」というものです。保護者が気になることのひとつは、塾に通っても成績が上がらなかったらお金や時間が無駄にならないかということなので、成績保証をつけることで、その不安を和らげることが期待できます。
成績アップを保証する「成績保証オファー」

塾のチラシ作成でよくある落とし穴とは?


ポスティングや折り込み広告などで塾のチラシを見かけますが、反響の得られないチラシの特徴はどのようなものがあるのでしょうか。塾のチラシを作成するにあたって、よく見受けられる落とし穴を紹介します。

「生徒募集!」と書いてしまう

塾のチラシのコピーに「生徒募集!」という言葉を見かけることもありますが、チラシを通して初めて知った塾に対して「通ってみよう!」とすぐに思ってもらうのは難しいと考えられます。チラシを受け取った人にとっては、その塾がどのような塾なのかが分かることが重要であり、生徒募集をしているかどうかは直接関係がないからです。

実際に自分がチラシを受け取る立場になったつもりで、塾を検討している生徒や保護者はどのようなコピーが目に留まるか、どのような内容を載せれば興味を持つのかを考えてみましょう。

大手塾と同じやり方をしてしまう

チラシ作成の際に、大手塾のチラシに似せて作ってみたものの、配布してみても思うように反響が得られなかったという経験をされた人もいるのではないでしょうか。それは、大手塾と自身の塾の特性に大きな違いがあるからです。

大手塾は、中学受験から大学受験まで、成績でいえば最下位の生徒からトップクラスの生徒まで、ターゲットを幅広く設定しています。それでも大手塾が人気なのは、大手塾のブランド力も影響していると考えられます。大手塾のチラシを真似て作成しても、自身の塾が個人塾や中小の塾だった場合には、コンセプトとチラシ内容がマッチせず、塾の本当の良さは伝わりにくくなってしまいます。

分母を明記せずに合格者を掲載してしまう

塾のチラシに多く見受けられる言葉として「生徒募集!」のほかに、「〇〇校に〇名合格!」という合格者数の明記があります。この書き方では、「〇名中、〇名合格」という合格率が明確ではないため、読んだ側も判断がしにくくなります。
もし、自身の塾の合格実績をチラシに明記するのであれば、「〇名中、〇名合格」というように分母もあわせて記載することで、合格率を明確にアピールすることができます。

塾のチラシを配るのに効果的な配布時期と方法

塾に通いはじめるタイミングは主に、入学や進級、夏休みなど長期の休みの前、志望校決定時、定期テストや講習、模試の前というのが一般的とされています。塾のチラシを配るにはどのようなタイミングや配布方法が適しているか具体的に紹介します。

効果のあるチラシ配布時期とは

チラシのおすすめの配布時期は、テスト期間を迎える前と長期休暇の前
です。テスト期間を迎える前に配布する場合は、中間テストや期末テストといった定期テストの直前対策として講座を開いていることをチラシに記載します。定期テストに不安を感じている生徒や保護者がチラシを受け取った場合、入塾に興味を持つきっかけ作りができることに期待が持てます。
夏休みや冬休みなどの長期休暇の前に配布する場合は、苦手科目克服や補修のために講習を開いていることをチラシに記載し、長期休暇こそ差をつけるチャンスであると訴求するとよいでしょう。

効果のあるチラシ配布方法とは

  • ポスティング

ポスティングは戸建てやマンションの一軒ごとに直接配布することができます。配布を検討する前には、ターゲット層の居住地域を調査することや、配布お断りと明示されている戸建てやマンションへの配布を行わないように注意事項を調べておくことが重要です。

  • 新聞折込チラシ

新聞に折り込むことで家庭に直接配布されることが特徴的です。新聞ごとに読者の年齢層や購読率が異なり、配布エリアも変わるので事前に確認が必要です。また、複数のチラシに挟まれて配布されることから、目につきやすいチラシデザインにするなどの工夫も大切になります。

  • 校門前での手配り

自身の塾の通塾範囲となる学校の校門前で配布を行います。公道で配布する場合は警察署へ道路使用許可の届け出を行う必要があり、学校の敷地内で配布する場合は施設管理者への許可を取る必要があります。生徒に直接手渡せるため、認知度アップには効果的ともいえますが、確実に受け取ってもらえるものではないことを念頭におき、強引な渡し方にならないよう注意しましょう。

まとめ

今回は、塾のチラシの反応率をあげるための、効率的なチラシの作り方や配布方法について紹介しました。

塾へ実際に通う子どもだけでなく、受講料を支払う保護者もあわせて「この塾に通いたい、通わせたい」と思わせられるチラシ作りが大切です。そのためには、子どもが持つ悩みと保護者が持つ悩みのそれぞれに寄り添い、一緒に解決していきたいという姿勢が伝わるキャッチコピーを考えましょう。また、経済的に少しでも負担軽減につながるような期間限定の割引特典をつけたり、テストの点数での成績保証制度をつけたりすることで、入塾の後押しをしてあげることも重要です。

自身の塾がどのようなエリアにあり、どのようなチラシ配布方法が適しているかといったことも事前に調査しながら、反応率があがるチラシづくりに取り組んでみてはいかがでしょうか。

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