応援旗の種類と作成方法

応援旗の種類と作成方法

応援で使用するための旗は、一般的なもので団旗、手旗、のぼり旗、横断幕の4種類です。各種使われている場面が違います。また、実際に応援旗を作る場合、人の気持ちを不快にさせるようなデザインに注意が必要です。

応援旗とは

応援旗は団体スポーツや運動会、文化祭などで、団旗や部旗、クラブ旗として、チームを応援する際に使われます。のぼり旗以外にも箱根駅伝やマラソン大会の沿道、オリンピックの開催式でよくみられる手旗、室内競技の応援で使われる横断幕も、応援旗として活躍しています。

応援旗の種類 素材 サイズ
運動会・学園祭 団旗 テトロンツイル 1000mm × 1500mm
クラブ活動・部活動 団旗 テトロンツイル 1000mm × 1500mm
プロスポーツ観戦
(サッカー・野球など)
団旗 テトロンツイル 1000mm × 1500mm
ゲートフラッグ
(両手持ちの応援旗)
トロマット 600mm × 700mm
プロスポーツ観戦
(マラソンなど)
手旗 テトロンポンジ 1000mm × 1500mm
箱根駅伝 のぼり旗 テトロンポンジ 600mm × 1800mm

屋外で雨天の際に使用したい場合は雨風に強いターポリン生地を使ったり、スタンドなど横の人と間隔が狭い場所では小さいサイズを使ったりして、応援や観戦するときの環境を踏まえて素材やサイズを選ぶと良いでしょう。

応援旗の作成方法

応援旗は使用頻度によって作成方法が変わります。主に運動会や学園祭などの行事で、一度だけ使う応援旗は手作りすることがほとんどです。手作りする場合、材質はポリエステルの無地や色付きの不織布が一般的です。不織布は、強度があまり高くないですが、生地の中ではコストが低いので短期間の使用に向いています。

応援旗のデザインに迷う場合、専門業者に依頼するとプロのデザイナーがデザインの作成を代行してくれるのでおすすめです。専門業者に依頼する場合、1枚当たり大体5,000円から25,000円で、デザイン入稿からおよそ5日程度で応援旗が届きます。

応援旗作成のポイント

応援旗を作るときは、応援旗は遠くから見えやすく、強調されているデザインのほうが好ましいです。また、応援旗は人の目に触れる前提で作成されるため、デザインの表現には注意が必要です。過激な表現や主張などを入れると、応援旗使用ができない場合もあります。

応援旗のデザイン

応援旗は、応援される側が認識しやすいデザインにする必要があります。応援旗が遠くからでも見やすいか、名前・チーム名やモットーなど伝えたいことをしっかり強調できているか、イメージに合った色や字体などを意識してデザインすると、応援される側に気持ちが届きやすいでしょう。

応援旗をデザインする際の注意点

応援旗のデザインは、多くの人の目に触れるため、人の気持ちを不快にさせるようなものにしてはいけません。
特にプロスポーツの観戦で使用する応援旗には、デザインに細かい決まりが定められている場合があります。
各リーグの公式ホームページから競技ごとに使える表現のルールを確認しましょう。たとえば、日本のプロサッカーリーグ(Jリーグ)では、「人を傷付けることを目的とした表現のある旗や横断幕」など禁止されているため注意が必要です。

応援旗の補強加工

応援旗に強度補強を施すことで、長期間に渡って繰り返し使用することができます。例えば、チームの象徴として団旗を長く使いたい場合や、屋外でスポーツ観戦する場合は、吊り下げ部分の経年劣化や天候による色褪せや損傷を受けやすいので補強加工しておくと良いでしょう。
応援旗の場合、ハトメ加工やロープ縫込み加工など利用してみてください。

加工方法 応援旗の種類
ハトメ加工 旗に穴をあけて紐を通す応援旗の穴をあけ部分からの破れを防ぐ
ロープ縫込み加工 旗の周囲に糸を縫い込むことで、雨風による破損を防ぐ

応援旗を使用する際の注意点

スポーツごとに制限は違いますが、特定のプロスポーツでは、持ち込める応援旗のサイズや使用できる場所などに制限があります。
オリジナルの応援旗を持ち込もうと考えている場合は、各リーグの公式ホームページに加えて、大会の公式ホームページ、球場、競技場、チームの公式ホームページ確認が必要です。

競技 応援旗の使用制限
サッカー
(Jリーグ)
旗のサイズが縦1015 mm×横1575 mmより大きなサイズのものを使用する際は、チームごとに使用可能エリア・使用不可エリアがあり。
大旗については事前申請が必要。
プロ野球 球場ごとに制限があり。
箱根駅伝 スタート地点、ゴール地点、中継所の前後100m以内での、校旗、部旗、その他の大学を表示する横幕、旗等の掲出は一切禁止。
幟、横断幕などを沿道公共物(フェンス等)にくくり付け禁止。
(許可がないと道路交通法違反になるため)