タペストリーを安く制作するために知っておきたい生地別価格

タペストリーを安く制作する

タペストリーの価格は、生地の種類およびサイズで変わります。テトロンポンジのように安価な布素材、風雨に強く屋外使用に適したビニール素材のターポリンなど様々あるため、用途や使用期間、展示場所によって選択するのが望ましいでしょう。
ここでは、タペストリーのサイズと生地別の価格、用途による生地の選び方などを説明します。

のぼりキングで取扱があるタペストリーの生地は、テトロンポンジ、トロマット、ターポリン、ユポ(合成紙)があります。
タペストリーのそれぞれの生地のサイズ別の1枚あたりの価格(税込)は次の通りです。いずれも上下棒袋・パイプ加工済みで、吊り下げ用の紐が付いています。

テトロンポンジ トロマット ターポリン ユポ ラミネート加工ユポ
ショート 1,390円 2,310円 3,755円 4,505円 5,895円
レギュラー 1,965円 2,890円 4,620円 5,545円 6,355円
ワイド 3,065円 3,985円 6,645円 9,125円 10,800円
A0 2,195円 3,465円 4,775円 5,640円 6,700円
A1 1,390円 2,310円 3,620円 4,335円 5,720円
A2 1,390円 2,310円 2,890円 3,330円 4,105円
B0 3,180円 4,105円 5,775円 8,375円 9,530円
B1 2,195円 3,120円 4,335円 4,910円 5,950円
B2 1,390円 2,310円 3,295円 3,755円 4,565円
B3 1,390円 2,310円 2,750円 3,180円 3,985円

※表中の価格は、1枚注文した場合の単価(税込)。同一デザインで注文枚数を多くすると、枚数に応じて単価が安くなります。
※データ制作を依頼する場合は、別途制作費用税込5,500円が必要です。

タペストリーのサイズは、標準的なレギュラー、ショート、ワイドサイズのほか、紙の寸法規格に合わせたA判、B判の各サイズがあります。ここでいうA判、B判は、普段ポスターやコピー用紙等の印刷物で用いられる規格と同じです。布ポスターをイメージした展示やグッズ作成には、A2やB2が適しています。 ほかにも、吊り下げ看板として使う場合はA1以上、イベントブースを目立たせるアイキャッチの役割としてはワイドなど、目的と設置場所に応じて選ぶとよいでしょう。

タペストリーのサイズ

タペストリーを安く作る場合も、生地の価格のほかに耐久性も考慮に入れるとよいでしょう。タペストリー生地の中で最も安価なのはテトロンポンジですが、屋外常設展示には塩化ビニール素材のターポリンの方がコスパがよいといえます。以下では、安価でコスパのよいタペストリー生地を使用する状況に合わせて3種類紹介します。

テトロンポンジ

テトロンポンジは、のぼりキングで取り扱う生地の中で最も安価です。旗の素材として定番であり、発色がよく、印刷した際にきれいに裏抜けし表裏どちらからでもメッセージが伝わることが特徴です。100%ポリエステルの布素材で、水に濡れても乾きやすい性質をもっています。しかし、耐久性は屋外使用で3ヶ月程度と、それほど強いわけではありません。
展示期間が短い場合や大量に作成し使いまわす場合におすすめの生地です。

なおテトロンポンジは折りたたむとシワがつきやすいので、物販や保管の際は注意しましょう。また、テトロンポンジはプラス330円(税込)で防炎加工ができます。不特定多数の人が出入りする店舗や会場内へ設置する場合は、消防法により燃えやすい繊維への防炎加工が義務付けられているため、必ず加工処理をするようにしましょう。

トロマット

トロマットはテトロンポンジと同じ100%ポリエステルの布素材です。ポンジと比べると各サイズ1,000円前後高くなりますが、厚みと耐久性があり、裏抜けもしにくいため、一点もののグッズなど、タペストリーの品質にこだわりたい場合におすすめの生地です。
また、軽量で折りたたみジワが付きにくいので、グッズとして販売する場合や、持ち運びにも向いています。

ターポリン

ターポリンは塩化ビニール系の素材で、テントなどにも使われる雨風に強い生地です。ツヤのある生地で発色がよく色褪せしにくいため、看板や垂れ幕といった長期屋外展示に向いています。1年以上の常設展示を考える場合は、最もコスパのよい素材といえるでしょう。

また、ターポリンは防炎加工済みのため、防炎対策が必要な施設内への展示も問題ありません。しかし、重量があり、折りたたむとインク剥がれの原因になるため、長く使うためには収納などの取扱時に注意が必要です。

のぼりキングの取り扱うタペストリー生地の中では、テトロンポンジが最も安価です。また屋外での長期展示には、ビニール素材のターポリンが最もコスパがよいといえます。タペストリーを安く作るためには、使用期間と生地ごとの価格を参照して、最も適した素材を選ぶとよいでしょう。

のぼりデザイン