ターポリンとはどんな生地?
目次
ターポリンとは
ターポリンは、ポリエステルやナイロンなどの布や織物の両面に、塩ビ樹脂を塗布させた生地です。PVC加工(ポリ塩化ビニル樹脂加工)された合成皮革もターポリンと呼ぶことがあります。
ターポリンは、布や塩ビシート単体よりも耐久性が高く丈夫で、印刷性や防汚性にも優れています。 ターポリンは、薬品用のタンクにも使われる素材である塩化ビニルで表面をコーティングしているため、 布よりも防水・防炎、耐油・耐薬品性などが高くなります。 また、強度の面でも、布を塩化ビニルで挟んだ3層構造になっているため、単一素材よりも強いです。 生地の強度を計測する引き裂き強度実験では、布の10倍もの強度があるという結果も出ています。
しかし、ターポリンは布や織物の両面に塩化ビニル樹脂を塗布させた3層構造の素材のため重量があり、布と比較すると持ち運びには不向きです。 実際に重さは布が100~150g/m2くらいの重さですが、ビニール製ターポリンは400g/m2前後となります。
こうした特徴から屋外で長時間使用する用途に適していると言われ、工事現場などで使われる養生シートにも使用されます。
ターポリンが使われているものとは?
ターポリンは以下のもので活用されることがあります。
・養生シート
→建築現場の内装工事などで、作業箇所の周辺の壁・床・資材・製品を保護するために使用されています。
・電飾看板
→電飾看板の表面にもFFシートと呼ばれるターポリンが使用されています。プレートの電飾掲示板よりも軽量で印刷性が高く、割れる心配がないためです。
・バック・小物入れ
→釣りやキャンプ、バイクに乗るときなど、水濡れや汚れに晒されそうなシーンで使うバックや小物入れでもターポリンは使用されています。
横断幕に使われるターポリンには以下のような種類があります。
生地 | 特徴 | 価格 |
---|---|---|
ターポリン →詳しく見る |
日焼けや防炎・防水・色褪せにも強く、汎用性が高い。 スポーツ応援などの一般的な横断幕であれば、通常のターポリン生地で十分利用可能。 |
4,855円 |
メッシュターポリン →詳しく見る |
メッシュ加工をしており、風に強い生地。 通常のターポリンより風の影響を受けにくいため、屋外での長期利用する場合活用する生地。 |
4,855円 |
グロスターポリン →詳しく見る |
通常のターポリンにグロス加工をした生地。 グロス加工により、テカリが抑えられ通常のターポリンと比較して視認性が高いため、広告の利用に適している。 |
4,855円 |
遮光ターポリン →詳しく見る |
通常のターポリンにグロス加工をした生地。 グロス加工により、テカリが抑えられ通常のターポリンと比較して視認性が高いため、広告の利用に適している。 |
4,620円 |
吸着ターポリン →詳しく見る |
印刷面の裏面がミクロの吸盤のような形状になっており、テープや吊り具がなくても掲示可能。 ガラスや床などにテープ汚れなどを気にせず掲示できるため、店舗PRなどの利用におすすめ。 |
6,600円 |
※縦60cmまで、横120cmまでの場合の価格を参考として記載。