ウェディングタペストリーの作り方とデザイン例

ウェディングタペストリーの作り方とデザイン例

ウェディングタペストリーは結婚式や披露宴の会場に飾る布や旗のことです。海外では古くから結婚式を演出する定番のアイテムです。

サイズやデザインが自由でどのような形態の結婚式でも装飾しやすいため、さまざまな場面で使われます。

ウェディングタペストリーは結婚式のさまざまな場面の装飾として使われます。一般的な用途は、結婚式や結婚披露宴のウェルカムボードです。新郎新婦の写真が大きく入ったものや名前と日時が入ったタペストリーを飾る方が多いです。

そのほかにも、写真映えする高砂の背景や受付の飾り、結婚証明書としても活用されます。

ウェディングタペストリーの実例1
ウェディングタペストリーの実例2
ウェディングタペストリーの実例3

ウェディングタペストリーのデザインにはウエルカムメッセージや結婚式の日付、新郎新婦の名前を入ることが多いです。そのほかイラストなどを入れる場合は、誕生花・ブーケや新郎新婦のイラストなどが使われます。

サイズは、横60cm×縦100cmから横90cm×縦180cmのものが一般的です。高砂の背景などに使う場合は縦横100cm以上の正方形の生地が使われることもあります。

ウェディングタペストリーには、新郎新婦の名前と式の日付、短い英文のウエルカムメッセージなどがよく使われます。結婚式用タペストリーのデザインに使える英語フレーズをいくつか紹介します。

<ウェルカムボート>

  • ・Welcome to our Wedding!(私達のウェディングへようこそ!)
  • ・Best Day Ever(人生最良の日)
  • ・Thank you for coming today(今日は来てくれてありがとう)
  • ・Enjoy our wedding party!(私達の結婚パーティをお楽しみください!)

<高砂の背景など>

  • ・Just married!(結婚しました!)
  • ・Cheers!(乾杯!)
  • ・Groom  Bride(新郎  新婦)

背景の色は、白や生成りが一般的です。結婚式場の雰囲気に合わせて背景に使う色を選ぶことが多いです。たとえばリゾート風の式場だと水色やパステルカラー系、格式ある式場なら黒い背景も使われます。文字や写真などがきれいに見える背景色にしましょう。

ウェルカムボートやフォトスペースの用途では、新郎新婦のウェディング前撮り写真を使ったデザインも人気です。タペストリー前面に新郎新婦の写真を大きく1枚印刷したり、写真を何枚か載せて2人の思い出を伝えたりするデザインなどがあります。

文字は黒が一般的です。背景色とのコントラストなどを考えて金、茶、青、白も使われます。文字そのものが読みやすく、デザインテイストに合う色を選びましょう。

フォントは、文字そのものが認識しやすい範囲で、デザインテイストに合うものを使いましょう。イラストレーターなどのデザインソフトでウェディングタペストリーのデザインデータを作成する場合は、無料フォントを使う人も多いです。フリーフォントを使うときはそれぞれに定められている使用ルールを守って使いましょう。
今回は、のぼりデザイン、illustrator、Wordで使えるフォントの例をご紹介します。

<のぼりデザインで使えるフォント例>

ゴシック新ゴ M:シンプルなゴシック体

ゴシック新ゴM

<illustratorで使えるフォント例>

Bickham Script Pro:万年筆書き風の筆記体

Bickham Script Pro

Rosewood Std:アンティークなセリフ付きゴシック体

Rosewood Std

<Wordで使えるフォント例>

Edwardian Script ITC:クラシカルな筆記体

Edwardian Script ITC

Brush Script MT :マジック書き風の筆記体

Brush Script MT

Vladimir Script:チョーク描き風の筆記体

Vladimir Script

Segoe Script:丸みのある筆記体

Segoe Script

ウェディングタペストリーは、手作りやネット印刷への依頼で作成できます。

ウェディングタペストリーを手作りするおおまかな制作の流れを紹介します。

  1. 材料や道具を揃えます(布、棒や紐などの展示に使うパーツ、裁縫道具、カーボン紙、油性ペンなど)
  2. 布にアイロンをかけ、希望のサイズに裁断します
  3. 切った布の端を整え、タペストリーハンガーに通す袋加工を作ります(ミシン、手縫い、強力な接着剤や両面テープなど)
  4. 下絵を作成します
    フリーハンドで文字やイラストを描く場合は下絵用の紙に絵や文字を描きます
    既存フォントやイラストを使用する場合は下絵データを作成して下絵用の紙にデータをプリントします
  5. 下絵をカーボン紙などで布に写します
  6. 下絵を油性ペンなどでなぞります
  7. 布に展示用パーツをセットしたら出来上がりです

ウェディングタペストリーの制作を印刷会社に依頼すると、3,000円~10,000円(税込)でタペストリーを作成できます。デザインを入稿し、作成依頼をしてから、1~2週間程度で受け取り可能です。

サイズ/素材 ターポリン スエード ユポ
B2
52cm×73cm
3,295円 5,775円 3,755円
ショート
60cm×90cm
3,755円 6,530円 4,505円
レギュラー
60cm×120cm
4,620円 6,760円 5,545円
ワイド
90cm×180cm
6,645円 10,630円 9,125円

※上記はのぼりキングで通常納期、データ入稿プランでタペストリーを制作する場合の価格です。
※表示価格は全て税込です。
※上記は1〜4枚注文の価格です。枚数が増えるほど単価は安くなります。詳細はこちらでご確認ください。

タペストリーに使用する生地は、印刷したときの見た目の違いや、設置する場所の特徴を踏まえて選びましょう。イラストや写真をきれいに見せたいなら発色の良いスエードやユポがおすすめです。

スエードは滑らかな質感と上品な光沢がある生地です。ユポは耐水性・耐久性に優れていて、屋外での使用にも向いています。

タペストリーの展示方法は、希望の方法が実現可能なのかを、事前に会場に問い合わせましょう。会場側の事情でタペストリーを希望の場所に吊せない場合もあります。

スタンドやイーゼルを使いたい場合は、会場で借りられるか、使用料はかかるのかを事前に確認しましょう。

会場の雰囲気や設置スペースと合わせる

ウェディングタペストリーのデザインは、会場の雰囲気や設置スペースのサイズを考えてから決めましょう。

細かいルールはないものの、デザインのテイストは会場のテイストと揃えると使いやすいです。

高砂の背景として使うタペストリーは、会場が大きい場合は後ろの席の方にも見えるように文字の大きさを調整しましょう。

ウェディング後に飾れるサイズにする

ウェディング後にウェディングタペストリーを自宅に飾りたい場合は、自宅のスペースも踏まえてサイズを決めましょう。結婚証明書として作ったタペストリーを後日額装する場合は、事前に使いたい額を選んでタペストリーのサイズを額に揃えておくとスムーズです。