販促用のぼり旗の効果的なデザインと使い方

のぼりの裏抜けの効果とは

のぼり旗は広告効果や集客効果が見込める販促物の1つです。看板など他の販促ツールよりもデザインの自由度や使い方の自由度が高く、お店の雰囲気に合った販促活動に繋げられる点でおすすめです。
この記事では、販促のためにのぼりを活用する際の効果的なデザインの選び方とのぼり旗の設置方法を紹介します。

のぼり旗が販促に効果的な理由は「自由度」の高さです。のぼりはデザインを自由に作れる販促ツールなため、コストが低い複数ののぼり旗を作り、季節や雰囲気によって手軽に使い分けることができます。

のぼり旗に似た販促ツールとして、店頭に置くA型看板や電飾看板が挙げられます。A型看板の相場は1万円前後、電飾看板の相場は2~10万円程度なのに対して。のぼり旗は1枚あたり490円~、取付器具も1,000~2,000円で購入できるため費用を抑えられます。

のぼり旗には、デザインを一から作るオリジナルのものと、デザインが予め決まっている既製品の2つがあります。オリジナルで作る場合にも、デザインのイメージを膨らませるためにまずは既成品のデザインを見てみると良いでしょう。

既製品のぼり旗

たとえば「のぼりキング」では、既製品ののぼり旗のデザインが6,000種以上あるほか、部分的に色や文字を変えられるセミオーダーもできます。取り扱いのある既製品の種類も多いため、オリジナルデザインののぼり旗を作るよりも既製品の検索で事足りることもあります。
また、オリジナルでのぼり旗をデザインする場合、プロのデザイナーに3,850円で依頼も可能です。しかし、納期が既製品購入よりも2週間ほど長くなるため、作成する際は余裕を持ったスケジュールと予算を確保しましょう。

販促効果を高めるためには、「キャッチコピー」「配色」「サイズ」の3つに留意することが大切です。

キャッチコピーは、要点を踏まえて簡潔にすると、遠くから歩いてくる人や車の中にいる人にもメッセージをきちんと伝えることができるためです。

また、メッセージは1つののぼり旗につき1つまでと限定した方が、メッセージを理解しやすくなります。伝えたい ことが複数ある場合は、メッセージごとのぼりを制作すると良いでしょう。

のぼり旗に使用する色は、お店のイメージに合わせるのが基本です。たとえば、女性らしいイメージを演出したい場合はピンク系の色を、活動的あるいは情熱的なイメージなら赤系、癒しやリラクゼーションを主に据えたい場合は緑系などがおすすめです。

組み合わせる色は、濃い色とモノトーンなどの薄い色を1色ずつ使うのが基本です。たとえば、イメージカラーが赤や青などの原色なら白やグレーを、背景が白ならば黒や原色などの濃い色を使用すると良いでしょう。

色の持つイメージと相性の良い色については、以下の表を参照してください。配色に自信のない方は、イメージカラー1色+モノトーンカラーなど、極力シンプルにまとめると失敗しにくくなります。

生地 イメージ 相性の良い色
情熱、挑戦、元気 白、黒、グレー、ベージュ、カーキ、緑、紺
鎮静、リラックス、清涼感 白、黒、グレー、黄、ピンク
明るい、幸福、希望 白、黒、グレー、オレンジ、緑、青、紫
癒し、エコ、自然 白、黒、グレー、茶色、ベージュ、黄色、赤、ピンク、紺色
オレンジ 温かい、親しみやすい、家庭的 白、黒、グレー、赤、黄色、ベージュ、茶色、紺
ピンク 女性的、可愛らしい、美容 白、黒、グレー、ベージュ、青、紺、緑、カーキ
神秘的、古風、上品、中世的 黒、白、グレー、紺、ピンク、黄色、青
知的、大人、都会的 黒、白、青、赤、黄色、ピンク、紺
清潔感、透明感、信頼できる どんな色でも可
高級感、スタイリッシュ、強さ どんな色でも可

のぼり旗による販促効果の高めるためには、歩行者がよく通る道沿いや車通りが多い道路から見えやすいところなど、人目があって見えやすいところに設置するのがおすすめです。

また、のぼり旗の設置方法として効果的なのは、複数ののぼり旗を1m80cm間隔で等間隔に並べる方法です。これは歩行者や車内からも見えやすい間隔で並べることで、のぼり旗をよく目立たせます。のぼり旗の設置方法については、こちらの記事「のぼりの組立と効果的な立て方」によくまとまっているので、試せるものがあれば積極的に取り入れるようにしてください。