のぼり旗の収納方法とは?

のぼり旗の収納方法とは?

のぼり旗を使用しないときは、汚れやシワを取り除いた綺麗な状態で保存しましょう。
旗部分を畳まずに筒や紙などと一緒に巻き、日光が当たらない乾燥した場所に収納すると劣化を防ぐことができます。

のぼり旗の寿命を伸ばすためには、収納する環境とたたみ方を意識することが大切です。

のぼり旗が劣化しやすくなる原因は、直射日光が当たる場所や湿度が多い場所などです。
紫外線や湿気などの影響で、色あせや黄ばみ、カビ被害などが生じることがあります。旗は屋内の日が当たらない場所に置き、「収納する部屋に除湿剤を設置する」「できるだけ高い位置に収納する」といった対策を取ると長く使えます。

また、旗を劣化させないためには、折り目がつかない状態の保管が必要です。旗を畳んで収納すると、折り目がついて見栄えが悪くなったり、破れやすくなったりします。デザインのプリント面を内側にして、円筒状のものに旗部分を巻きつけるなどして、なるべく折り目がつかないように収納しましょう。
なお、一時的に旗部分を畳む必要がある場合は、のぼり旗の印刷部分を内側にして、旗に折り目がつき過ぎないように軽く畳むようにすると印刷部分の劣化を防ぐことができます。

収納前にカビや色移り・破れなどの原因となる砂利などの汚れ、シワ、雨などの水分を取り除き、乾燥させた状態にしましょう。汚れの落とし方やシワの解消方法は生地に使われる素材によって変わります。特にシワを取りに高温のアイロンを使うと、素材によっては生地を痛めてしまうので注意が必要です。

素材 生地 お手入れ方法
テトロンポンジ、トロマット
・シワ伸ばし
あて布をして150度以下でアイロンがけ

・汚れ落とし
中性洗剤とぬるま湯を使って優しく手洗い
ビニール ターポリン
・シワ伸ばし
プリント面を内側にして筒状に丸めて保管

・汚れ落とし
やわらかい濡れ布でやさしく拭き取る
合成紙 ユポ
・シワ伸ばし
プリント面を内側にして筒状に丸めて保管

・汚れ落とし
やわらかい濡れ布でやさしく拭き取る

①布製であれば手洗い、ビニール製と紙製は濡れた布でやさしくふき取る

中性洗剤とぬるま湯を使って優しく手洗いをすると、旗部分を傷めることなく洗うことができます。また、部分的な汚れは濡れた布巾などで擦らずに叩くことで十分汚れを落とせます。

また旗は摩擦に弱いため、洗濯機などを使って強めの力で擦り洗いをすると色落ちや破れに繋がることがあるので注意が必要です。

②シワが残らないようよく伸ばす

シワがあるときは、スチームを使用せずに低温のアイロンで優しく伸ばしましょう。スチームを使用すると高温の蒸気がプリント印刷部分にかかり、色落ちや色ムラが発生する原因となります。温度には注意してアイロンがけをするようにしましょう。

③裏返して風通しの良い日陰で影干しする

直射日光の当たらない場所での乾燥は、色落ちの原因になるので、室内や日陰の風通しの良い場所で干してください。

ホームセンターなどで販売されている紙管や、木・ステンレスなどで作られた丸筒など、筒状の物に旗を巻きつけると旗部分に折り目をつけずに綺麗に収納できます。

筒状の物に旗を巻きつけるときは、汚れなどを防ぐために印刷面が内側になるようにして、シワを防ぐために真っすぐ伸ばしながら弛ませずに巻いてください。巻き終わったらテープやゴム、紐などで旗部分を軽くまとめると収納しやすくなります。

収納するときは壁などに立てかけるようにして、上に物を置かないようにしましょう。横置きにすると上に物を置いたり誤って踏んでしまったりすることがあり、シワや破損に繋がりやすくなります。

新聞紙や模造紙などの大きめの紙の上に旗を載せて一緒に巻き、保管する方法もあります。筒状の物に巻き付けて収納するときと比較し、収納時折れ曲がりやすいですが、新聞紙は水分を吸収しやすいので、湿気対策になります。

筒状の物に巻き付けて収納するときと同様に、旗の印刷面が内側になるようにして弛ませずに巻き、巻き終わったらテープやゴムなどで旗部分を軽くまとめてから立てかけてしまいましょう。

ポールやスタンドは、プラスチック(ポリプロピレンやポリエチレンなど)やスチールを用いて作られていることが多いので、雨や湿気・紫外線などが原因で錆や破損といった劣化が起こります。

収納するときには次の項目をポイントにすると劣化が防ぎやすくなります。
・汚れや水分を取り除いてからしまう
・直射日光の当たる場所、湿気の多い場所、温度変化の激しい場所に置かない